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『町山智浩のシネマトーク 恋する映画』

町山智浩/著

「恋愛」についての映画は「人生」についての映画である。 町山智浩がトラウマ級の恋愛映画8本を徹底解剖!

『(500)日のサマー』は、なぜ「ラブストーリーではない」のか?
『マリッジ・ストーリー』は離婚を描いているのに、なぜ『結婚の物語』というタイトルなのか?
『美女と野獣』での野獣の「醜さ」は何のメタファーか?
『愛がなんだ』のヒロインは、なぜ絶対に自分を愛さない男を愛し続けるのか?
町山智浩の恋愛映画教室、ここに開講!

『(500)日のサマー』
『マリッジ・ストーリー』
『美女と野獣』
『愛がなんだ』
『SHAME -シェイム-』
『汚れた血』
『COLD WAR あの歌、2つの心』
『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』

これらの映画の主人公は恋愛を通して、それを超えた向こう側にたどり着きます。それは「他者」です。人は人を恋すること、愛することで、自分以外の人の気持ちをどうしても知りたいと願います。そのためには自分の心も開かねばなりません。それによって今まで知らなかった本当の自分自身を知ります。そして変わります。自分として生きるため。人は自分自身では変わることができません。そのチャンスをくれるのが恋であり、愛なのではないでしょうか。(本文より)

カバーイラスト:高柳カツヤ

【著者】
町山智浩(まちやま・ともひろ)
1962年生まれ。映画評論家。1995年に雑誌『映画秘宝』を創刊した後、渡米。現在はカリフォルニア州バークレーに在住。近著に『トランピストはマスクをしない コロナとデモでカオスのアメリカ現地報告』(文藝春秋)、『映画には「動機」がある「最前線の映画」を読む Vol.2』(集英社インターナショナル)、『最も危険なアメリカ映画』(集英社文庫)、『町山智浩のシネマトーク 怖い映画』『町山智浩の「アメリカ流れ者」』(スモール出版)などがある。

2021年4月発売

定価1540円(税込)
四六判並製/モノクロ/224ページ
ISBN978-4-905158-97-4